「エンヤの ミ(エ)ニクくタギタギしハナシ」

見えない世界に興味があります。神話の謎を解明したいです。

恐怖の墓参りの話

20年以上前の話です。

原因不明の体調不良が続いていました。ちょうどその時、細木数子さんが毎日のようにテレビに出ていた頃です。。細木数子さんによると、不幸の原因はお墓を大切にしていないからだ、という内容が多かったです。

これだと思い、早速お墓参りしようと決意しました。でも、ウチのお墓のことはほとんどわかってない状態でした。というのも、ウチの親父は長男なのですがお爺ちゃんと喧嘩をして実家を出てしまい、お墓に行くことが無くなってしまっていたのです。当時、私は小学一年生でしたので、お墓の記憶も曖昧です。でもそんな事言ってられません。なんとか体調を良くしたいと必死でした。

微かな記憶を頼りに実家のお墓を探しました。両親に言うと心配すると思ったので、誰にも内緒で行きました。苦労してどうにかお墓にたどり着くことができたのですが、お墓の状態は酷いものでした。田舎なので、お寺さんの敷地にあるお墓ではなく、田んぼの中に数基がまとまって置かれている状態です。そこは6,7基のお墓が並んでいたのですが、ウチのお墓だけ草ボウボウでした。ウチの親父の代わりに跡を取った方がキチンと管理していなかったのです。夏でしたので、ウチのお墓だけ腰くらいの草に覆われていました。体調不良の原因はこれだったのかなと思いました。(細木さんの番組を見過ぎて洗脳されていたかもしれません)

とりあえず出来るだけ草取りをし、その日は帰路に着きました。そして心の中で「毎月墓参りに来ます」と誓いました。

それからしばらくは毎月お墓参りをし、体調も戻ってきていました。

その後、夏の頃ですがどうしても都合がつかなくて墓参りを休んでしまった月がありました。次の月に1ヶ月遅れで墓参りに行きました。家を出る時は良い天気だったのですが、お墓に向かうに連れてどんどん天気が悪くなってきました。お墓についた時は雷鳴轟き、土砂降りの雨になりました。でも不思議なことに雨が降っているのはウチのお墓を中心に半径50メートル位の範囲だけです。思わず「先月サボったから怒られてるのかな」と思いました。雷も凄くて本当に体に落とされるかもと覚悟しました。サボったことのお詫びをし、ほうほうの体でお墓を後にしたのですが、お墓を離れると何事も無かったように天気が良くなってきました。

これは夢ではありません。大袈裟にも言っていません。

お墓参りは大切です。